「弁護士は司法試験を受けてなるんですよね。検察官や裁判官はどういう人がなるんですか?」
という質問をいただくことがあります。
裁判官も検察官も弁護士も、同じ司法試験を受けてなる職業です。
司法試験を受けて合格すると、司法修習という研修を受けます。
研修の中で、弁護士の仕事だけでなく、裁判官や検察官の仕事を学びます。
座学の勉強をしたり、実際の裁判を見たり、取調べを行ったりします。
その上で、自分は三者のうち、何になりたいのか、という希望を最終的に決めることになります。
「裁判官になりたい」「検察官になりたい」と希望した方が全員なれるわけではありません。
適性も判断されますし、公務員ですから定員もあります。
ただ、三者の中に優劣があったり、試験の違いがあるわけではなく、対等の当事者として、裁判に関わっています。
東京ディフェンダー法律事務所 弁護士 久保