刑事弁護ブログ

2018.01.24 刑事弁護コラム

どこの弁護士を私選弁護人に選任すべきか

私選弁護人を探すとき,どこの場所の弁護士を探すのがよいでしょうか。
基本的には,依頼人の方が逮捕された警察署又は起訴された裁判所の管轄地の法律事務所に所属する弁護士に依頼することになると思います。

私選弁護士の費用は弁護士により様々ですが,多くは着手金,報酬,実費というパターンかと思います。
多くの弁護士は,自分の法律事務所が所在する地域の裁判所(もしくはその管轄内の警察署)の場合は,日当などは着手金に含まれているでしょう。

他方で,自分の法律事務所の管轄外の事件の場合には,着手金の他に日当交通費が別途発生することがあります。
例えば私の事務所は東京にありますが,東京以外の事件の場合日当が発生することがります。日当の額は,往復の時間にどれくらい掛かるかによってきますが,3~10万円ほどかかります。

刑事事件の場合,接見や裁判所との打ち合わせ,公判への出頭など,管轄地に実際に行かなければならないことがたくさんあります。
遠隔地の弁護士に依頼した場合,そのたびごと日当が発生し結果として高額になってしまうということがあり得ます。

もちろん刑事事件に巻き込まれたという事態は,一生を左右することですから悔いのない弁護士選びが必要です。

地元の弁護士と共同受任してなるべく直接行く負担を軽減したり,裁判を集中的に行うなどの工夫をする余地もあります。
この弁護士に依頼したいということがあれば,是非1度相談してみて下さい。
東京ディフェンダー法律事務所 坂根真也