スマートフォンやタブレットPCなど、社会のIT化が進む中、刑事裁判の法廷にもITが取り入れられています。
特に、裁判員裁判が実施される法廷には、法廷の両脇に大型の液晶モニターが設置されている他、各当事者(裁判員、裁判官、検察官、弁護人)の席上にも液晶モニターが設置されており、検察官や弁護人がパソコンに保存している証拠のデータをモニターに映して証拠調べを行うという方法が一般的になっています。
従来の刑事裁判では、弁護人の最終弁論もあらかじめ用意した紙に書いたことを読み上げるだけというスタイルが主流でしたが、最近の裁判員裁判では、最終弁論でもパワーポイントなどのプレゼンテーションソフトを利用したスタイルも増えてきています。私達刑事弁護リーダーズネットワークに所属する弁護士は、そのようなITを使って説得的な最終的弁論や冒頭陳述を行うために、プレゼンテーションの技術についても研鑽を重ねています。
法律事務所シリウス 虫本