「刑事裁判は誰でも見ることが出来ますよ」と話すと、驚かれることがあります。
予約も必要ありません。
費用もかかりません。
土日は裁判はやっていないので、平日に限られますが、平日の10時前後~17時までであれば、いつでも見ることができます。
裁判所に行くと、「開廷表」というものがあり(紙の場合もあれば電子化されている場合もあります)、その日にどんな罪名の事件がどこの法廷で行われるのか等が書かれています。
それを見て、どの事件を傍聴するか、選んで、直接法廷に行く、という流れになります。
立ち見は禁止されているので、席がある限り、となります。
有名な事件(芸能人の方の事件など)では、傍聴希望者が多くなるので、あらかじめ抽選が行われることが決まっている場合もあります。
その場合は、当日の裁判がはじまるちょっと前に抽選が行われます。
それ以外の事件は先着順で座ることができます。
日常的に傍聴をし、ブログ等を書かれている方もいます。
社会見学で傍聴する小学生や中学生等の方もたくさんいます。
傍聴者がいる(裁判が公開されている)、というのは、刑事裁判が適正に行われるための1つの重要な要素です。
一度見てみようかな、と思われたら、ぜひお近くの裁判所に行ってみてください。
東京ディフェンダー法律事務所 久保 有希子