取調べ中、身体的な暴力を振るわれる、ということは昔よりずいぶん減りました。
脅迫的なことも、直接的な脅迫は、ずいぶん減りました。
しかし、今なお「脅される」ということはあります。
よくあるのは弁護人の悪口です。
たとえば黙秘という方針をとったときにはしばしば弁護人の悪口が始まります。
「弁護士は責任をとってくれないぞ」
「若すぎてわかってないんじゃないか」
「お前の弁護士はおかしいぞ」
「黙秘なんてしていると重たい刑を受けるぞ」
など。
警察官からそうした声があっても、決して耳を傾けないようにしてください。
警察官がそうした弁護人の悪口を言った場合にはすぐに弁護人に相談してください。
そして、弁護人に、警察や検察官等への苦情の申し入れ等、適切な方法をとっていただき、取調べで無用なストレスを感じないようにしてください。
東京ディフェンダー法律事務所 弁護士 久保 有希子