弁護事件例

2025.04.14 【暴行・傷害】傷害致死

幼児を虐待して死亡させたとして逮捕、勾留された傷害致死事案で、不起訴となった事例

捜査弁護
裁判員
否認

事案の紹介

依頼者が、育児中、幼児に腹をたて、床にたたきつけるなどして、頭蓋骨骨折等を生じさせ、幼児が死亡したとされた傷害致死事件

弁護活動

依頼者から話しを聞いたところ、依頼者は、幼児虐待などしておらず、ただ、一度、だっこしている時に、幼児が暴れて、依頼者の髪をひっぱったことに驚き、床に落としてしまったことがあることが判明しました。
警察からは、誘導尋問され、わざと床にたたきつけたかのような供述調書が作成されていたことから、実際は、あやまって落としたことが1度だけあることを検察官に丁寧に説明しました。
また、同居の配偶者からも、依頼者が母親として幼児に愛情をもって接していたことを話してもらいました。
依頼者は精神的に不安定だったこともあり、連日接見をして、家族の手紙などを接見禁止一部解除して差し入れ等して依頼者を励ましました。
検察官は、処分保留で釈放することになりました。