事案の紹介
一般企業に勤める依頼人が,前日夜に飲んだ酒が体内に残った状態で人身事故を起こし,逮捕・勾留されたが,勾留決定に対する準抗告が認められ,早期の身柄解放が実現した事案
弁護活動
依頼人は,一般企業に勤める中年の男性であり,家族と同居していました。
ある日,前日に飲んだアルコールが体内に残った状態で車を運転してしまい,女性をはねて軽症を負わせてしまいました。
すると,酒気帯び運転と過失運転致傷の疑いで逮捕・勾留されました。
勾留後に,国選弁護人として受任しました。
依頼人には,定職があり,同居する家族もいたことから,何らかの処分を受けざるを得ないとしても,勾留による長期間の身体拘束までは不要と思われました。
そこで,受任した翌日,勾留決定に対する準抗告を行ったところ,これが認められ,勾留決定が取り消されて依頼人は釈放されました。
その後は,在宅の状態で裁判を受け,最終的には,執行猶予付きの判決が科されることになりました。