事案の紹介
依頼人は、強姦致傷の共犯を疑われて逮捕されました。実際に強姦行為を行ってしまったのは依頼人の友人で、依頼人はその時現場の外にいました。依頼人は、見張りをしていたと疑われていました。
弁護活動
逮捕直後、東京弁護士会の刑事弁護委員会に派遣され、依頼人に接見しました。依頼人は、見張りをしていたわけではないと話しました。友人が、勝手に女性を現場に連れ込んだだけで、自分はむしろ怖くなって先に帰ったと話しました。しかし、依頼人は捜査機関から、友人と一緒になって女性に声をかけたのではないか、見張りをしていたのではないかと疑われていました。そこで、依頼人には取調べに対してどう対応すべきかのアドバイスを行い、不当な証拠(供述調書)が作成されないように努めました。依頼人には頻繁に接見を行い、逐一取調べに対する助言を行いました。
その結果、依頼人は、友人の強姦行為に関与した疑いが不十分であるとして、不起訴処分となりました。