弁護事件例

2016.06.17 【薬物事件】大麻取締法違反

大麻の所持で逮捕されたものの,自らのものではないと主張し不起訴となった事例

不起訴
捜査弁護
釈放

事案の紹介

自動車を運転している最中に警察官から停止を求められ,車内検査されたところシートの下から紙袋に入った大麻が発見され現行犯逮捕された。

弁護活動

 依頼人は知人から車を借りて運転したため,シートの下に入っていた大麻は自分のものではないし,知らなかったと主張していました。
 結果として不起訴となりましたが,このようなケースで不起訴となることはあまり多くありません。自らの所持品や身の回りから薬物が押収されたとき,基本的にはその人のものだと考えられてしまうからです。
 また,依頼人は大麻がシートの下から発覚したとき,その場から逃走しようとしてしまいました。現場から逃走しようとすることは,一般にその存在を知っていたからだと思われてしまうので決して取るべき行動ではありません。
 このケースでは,車が自分のものではないこと,普段使用していないことを明らかにできる事実を調査し,それが裏付けられたことで不起訴となることができました。