刑事弁護ブログ

2016.10.26 刑事弁護コラム

刑事事件の法律相談に何を持って行けばいいか

法律事務所に法律相談しにいくとき何を持っていけばいいでしょうか。
今は無料相談を実施している事務所も多いですが,30分5000円などというように相談料金が発生する場合もあります。
短い時間で的確なアドバイスを得るためには,きちんとした事件に関する情報を弁護士に提供することが必要です。
そのためまずは相談したい事柄や,事件の顛末を弁護士に説明できるように整理しておきましょう。

また刑事事件で逮捕された場合,1日でも早く釈放させるための活動が重要な場合があります。
そのとき,家族の身元引受書や,陳述書などを作成することも多いので,自らの身分を証明するものや印鑑なども持参されるとよいと思います。
さらには逮捕されている人の身元がしっかりしていることを示す書類(社員証など)も,有益な場合があります。
相談の予約の際に弁護士と電話で話せるなら,何を持って行けばよいか聞いた方が二度手間にならずにすむと思います。

また自宅などに警察官が来て捜索押収などをした場合押収品目録を交付されることがあります。そのような事件や捜査に関する資料がある場合にはとりあえず全部持っていきましょう。
(持ち物リスト)
・ 印鑑 (契約書の作成や,刑事事件などでは身元引受書などを作成することも)
・ 自分の身分を示すもの(免許証など)
・ 事件についての時系列,顛末報告書等
・ 逮捕されている人の身分に関するもの(社員証等)
・ 押収品目録

東京ディフェンダー法律事務所 坂根真也