裁判は誰でも気軽に傍聴することができます。
ただ、そのことはご存じでない方は多いように感じます。
「裁判ってどうやったら見ることができるの?」
と聞かれて
「平日の10時頃から17時ころに裁判所にふらっと行けば、席が空いている限り、見ることができますよ」
と答えると、驚かれます。
たとえば、東京地方裁判所は霞ヶ関駅の目の前にあります。
入り口で手荷物検査を受けて中に入ると、カウンターがあり、その日、どこの法廷でどんな事件を見ることができるかの情報(といっても、罪名や被告人名、担当裁判官の名前等ごく限られた情報ですが)が書かれたファイルが置かれています。
それを見て、興味があるものを選んで法廷に向かう、という方法がスタンダードだろうと思います。
裁判の途中で法廷に入室することも、途中で退室することも自由です。
立ち見は禁止です。
社会見学で集団で傍聴されている学生の方もよく見かけます。
個人で、たくさん裁判を傍聴されている方もいらっしゃいます。
「刑事裁判ってどんな感じなんだろう?」
と思われたら、ぜひ裁判所に足を運んでみてください。
東京ディフェンダー法律事務所 久保有希子