よくテレビドラマやゲームなどで、裁判の最中に勢いよく「異議あり!」と席を立つ場面があります。
そのイメージから、「異議あり!!って勢いよく立つんですよね?」という質問をいただくことがあります。
証人尋問等については、質問の仕方についてのルールあります。
そして、しばしばそのルールに反した質問がなされることがあります。
そのような場合でも、異議自体、ほとんど述べないという弁護士も少なくありません。
しかし、適切な異議を言わなければ、本来であれば許されない質問もそのままになってしまいます。
適切なタイミングで適切な異議を言うことは弁護人にとって必要不可欠な力です。
といっても、勢いよく立ちながら「異議あり!」と叫ぶ方法ではなく、もう少し静かに異議を言うのですが。
東京ディフェンダー法律事務所 久保 有希子