いわゆる「情状証人」として依頼者の家族などに法廷での証言をお願いすると、
「何を着ていけばいいですか?」
「何か持って行くものはありますか?」
などの質問を受けることがよくあります。
証人がどんな服装をしているかで判決内容が変わるということは考えにくいですが、裁判官も人間なので、服装をみてどんな人かをイメージするということはあるかもしれません。
とはいえ「どんな服なら裁判官のイメージが良いのか?」というのも、なかなか難しいところです。私自身がその質問を受けた場合には、「普段着ている服の中で、比較的落ち着いた感じのものを着て来てください」などと答えることが多いように思います。
ちなみに、証人として裁判所に呼ばれたときの持ち物としては、印鑑を持ってきてもらうようにお願いしています。法廷で「宣誓書」や「出頭カード」といった書面に記入してもらう際に、押印してもらう必要があるためです。万が一、印鑑を忘れた場合には、書記官から「指印で代えることもできます」と案内されることもありますが。
法律事務所シリウス 虫本良和