裁判員裁判には,市民が参加します。
裁判員と補充裁判員は,抽選で選ばれます。裁判員と補充裁判員が選任される際に,裁判長から,裁判員になった人たちに必ず説明されるのが「刑事裁判のルール」です。
具体的なルールは以下の3つです。
①証拠裁判主義(裁判は証拠に基づいて行われなければならない)
②立証責任(被告人が有罪であることを立証するのは検察官の責任であり,被告人や弁護人が無罪を証明する責任はない)
③証明基準(証拠に基づいて,常識に従って判断し,被告人が起訴状に書かれた犯罪を行ったことが間違いないといえる程度まで証明されていなければ有罪にできない。逆に,証拠に基づいて,常識に従って判断し,被告人が有罪であることに疑問が残る場合には無罪にしなければならない。)
法律事務所シリウス 虫本