身体拘束された知人に面会に行った際，○○を「たくさげ」したい，と言われることがあるかも知れません。
たくさげとは，身体拘束された被疑者や被告人が所持している物品等を，特定の人に渡す手続きのことをいいます。受け取る際に書類に署名・押印し，物品等を受け取ることができます。
ちなみにたくさげの反対は，「差入」といいます。
被疑者や被告人と弁護人との間では，いつでも「たくさげ」や「差入」ができますが，一般の方の場合，警察署や拘置所で面会できる時間に限られます。また，「差入」できる物品等にも限りがあり，例えば長い靴下は自殺の際に利用される可能性があるからダメとか，地味目の下着類でなければダメとかいろいろと制約があります。
「差入」可能な物品については，警察に事前に相談するとよいと思います。
法律事務所シリウス 菅野亮