刑事弁護人の典型的な一日はこんな感じです。
9時~10時 雑務処理(メール,郵便,電話チェック)
10時~12時 依頼者との打ち合わせ,拘置所面会
13時~17時 刑事裁判(裁判期日,裁判所との打ち合わせ等)
18時~20時 研修,委員会活動
21時~ 警察署での接見
23時~ 記録の検討,裁判所等への提出書面の作成
民事事件との違いは多くは依頼人が警察署や拘置所に拘束されているため,事務所での打ち合わせができず,面会に出向かなければならないということです。このための移動時間が1日に占める割合が大きいです。私が所属している事務所からは,東京拘置所まで片道45分かかりますし,都内の警察署で遠いところでは片道1時間以上掛かる場合も珍しくありません。
また刑事裁判は書面のやり取りというより法廷での活動がメインですので,裁判の時間の占める割合も民事事件に比べて長いです。
事務所には朝一と夜遅くしかいないという日がほとんどです。いつ事務所に電話してもいない,というのは刑事弁護人として仕事をしている証かもしれません。
東京ディフェンダー法律事務所 坂根真也