事案の紹介
会社代表者と共謀し,会社から数億円を横領したとされた事例
弁護活動
依頼人は会社代表者から依頼を受け仕事を引き受け,その報酬を受け取りました。しかしその後その会社代表者が依頼人に依頼した仕事自体が代表者が独断で不当な高額な依頼をしたとされ,2人で共謀して業務上横領をしたと会社から訴えられました。
代表者の主張は,会社の役員会等において事前に議論し合意を得た上で仕事を依頼したと主張していました。
弁護側は当時の議事録などを検討し,関係者から話を聞くなどして証拠を集めました。
本件は現在会社に残っている人達は自らも不正に手を染めていたということがわかるっと責任を取らなければならないため,嘘をつきかねない立場にありました。
関係者の証人尋問が何人も行われ,弁護側は合意があったことを明らかにするために反対尋問をしていきました。
判決では会社側の証人達が嘘をついている疑いがあるとして依頼人らに無罪判決を言い渡しました。