弁護事件例

2023.12.01 【薬物事件】覚せい剤密輸

騙されて受取役にされ覚醒剤密輸で逮捕 不起訴処分となった弁護活動事例

不起訴
捜査弁護
否認

事案の紹介

国際宅配便を受け取ったところ,宅配物の中に覚醒剤が入っていたとして,営利目的の覚醒剤密輸で逮捕された事案

弁護活動

ご本人は,知人から国際宅配便を受け取ったところ,受け取った宅配物の中に覚醒剤が隠されていて,営利目的の覚醒剤密輸で逮捕されてしまったという事案でした。
ご本人は,中に覚醒剤が隠されているということは全く知らされておらず,騙されて受取役に利用されてしまった事案でした。

逮捕後のご本人に対する取調べで,捜査機関は,覚醒剤の密輸の故意があったことを疑って,知人とのやり取り,経緯や受け取った後のご本人の行動などにおいて,ご本人に対する取調べを行っていました。
弁護士からは,ご本人に連日警察署に面会に行き,こうした取調べの追及に屈して無実の罪を認めてしまわないよう助言を続けました。

その結果,逮捕勾留された営利目的の覚醒剤密輸について不起訴処分となって,無実の罪で裁判を受け有罪判決を受けることは免れました。