弁護事件例

2024.10.08 【薬物事件】覚せい剤密輸

複数の共犯者が同時期に逮捕・勾留された覚醒剤密輸事案において、適切な取調べ対応の結果不起訴となった事例

不起訴
捜査弁護
否認
釈放

事案の紹介

海外旅行から帰国した際、持っていたスーツケースから覚醒剤が発見されて逮捕・勾留されたが、勾留中の取調べで黙秘を貫き、釈放後の参考人聴取を経て不起訴となった

弁護活動

私選弁護人として受任した事件です。

依頼者は、海外旅行をしている途中、旅行の同行者か日本に持ち帰るように頼まれて、スーツケースを日本に持ち込みました。日本への入国時に、そのスーツケースから覚醒剤が発見され、逮捕・勾留されました。
依頼者の勾留中は、弁護人が頻繁に接見して、取調べで黙秘を貫くことの重要性を繰り返しアドバイスしました。依頼者は、黙秘を貫き、勾留満期と共に釈放されました。
釈放後、依頼者は、参考人としての事情聴取に応じることになりましたが、その際にも、弁護人が検察庁まで同行するなどして、聴取への対応を詳しくアドバイスしました。
その結果、最終的に、依頼者は不起訴処分となり、刑事処分を科されないことになりました。