事案の紹介
面識のない複数の女性に対して強制わいせつ行為を行い，またその際にけがを負わせるなどすることを繰り返していた事案
弁護活動
検察官は全ての罪を併せて，１２年の懲役刑をもとめました。
ご本人は，今回の裁判以前にも性犯罪を行って服役した前科がありました。
性犯罪を繰り返さないようするため，これまで性犯罪を重ねてきたご本人の原因や問題，今後の更生可能性を明らかにするべく，専門家医師の診察を受けて鑑定を行いました。
また，ご本人自身でも性犯罪に関する専門書を読むようしました。
専門家医師の鑑定から，ご本人は，自分の罪の大きさや被害女性の苦痛や心情などを直視し，性犯罪を繰り返してきた自分の原因を考え，自分の問題に向き合うようしました。
判決では，ご本人の反省や今後の更生が期待できるとされ，検察官の求刑は重すぎるとして，９年６月の懲役刑が言い渡されました。