事案の紹介
スーパーで食品（数百円相当）を万引きし，店の外で店員に見つかって逮捕された事案
弁護活動
被疑者国選事件で選任された窃盗事件です。
依頼者は，生活保護受給者でしたが，生活保護費を費消し，空腹に耐えかねて，スーパーで数百円の食品を万引きした事件です。
依頼者に確認したところ，万引き自体は間違いないとのことでした。
これまで前科はなく，示談ができれば不起訴となる可能性が高い事件です。
まずは，示談を目指すことになりますが，依頼者は金銭を所持しておらず，頼れる親族もいませんし，生活保護日の受給日まで相当日数がありました。
そこで，依頼者の友人等にあたったところ，依頼者の示談金を出してもよいという知人が現れ，お金も預かることができました。
被害者であるスーパーに示談の申し入れをしたところ，他の余罪も多数ある等の理由で当初は示談にも難色を示されましたが，最終的には，被害額を受領して，示談をすることができました。
示談書をすぐに担当検察官に送り，その後，依頼者は不起訴となりました。