事案の紹介
高校生の少年が窃盗を行ったとして逮捕され,さらに勾留された事案
弁護活動
少年は高校に通う現役の高校生でした。
逮捕後,さらに勾留がなされたことで最大20日間の身体拘束が続くことになりました。
このように勾留で身体拘束が続くことにより,通っていた高校は退学処分になる危険がありました。
勾留を争う手続としては,準抗告という手続があります。
本件でも勾留の取り消しを求めて準抗告を行いました。
その中で,少年が罪を全面的に認めていること,逮捕までに逃げたり罪証隠滅を行ったりしておらず,そのような危険が無いことを指摘し主張しました。
そして,勾留が続くことによって通っていた高校が退学処分になる可能性が高く,不利益が大きいことを指摘し,これを表す資料とともに主張しました。
その結果,準抗告が認められて勾留が取り消されました。
少年は釈放され,高校生活に戻ることができました