事案の紹介
トラブルになった後に相手が亡くなったことで，傷害致死の罪で逮捕された事案
相手にけがをさせたり死亡させたりする暴行は行っておらず，無実で不起訴処分となるよう弁護活動を行った。
弁護活動
相手の方は持病があってその発作などで亡くなったのではないかと思われました。
しかし，捜査機関は，ご本人が相手に暴力を振るったのではないか，トラブルになった際に相手の死亡につながるような暴力があったのではないかなどと疑い，取調べで追及しました。
こうした取調べでの追及に屈して，事実，記憶や認識と異なる供述をしてしまった場合，後から裁判で取調べの時の供述が間違いだと争うことは非常に困難です。
無実であるにもかかわらず，有罪の証拠とされてしまう危険があります。
弁護士の弁護活動として，ご本人との警察署での面会を繰り返し，こうした取調べに屈しないよう助言を繰り返しました。
その結果，不起訴処分となって無実の傷害致死の罪で裁判を受けることはなくなり，釈放されました。